漢方というとどんなイメージですか。
実は75%近くの方が漢方を利用したことがあるそうです。
ただし日常的に使われている方は16%というデータがあります。
2012年製薬会社クラシエによる調査
私はむむむ。もったいないと思っていました。
確かに葛根湯(かっこんとう)以外は漢方薬局で相談してからじゃないと処方してもらえないことも多く、値段も高いというイメージもあるため敬遠されがちなのかなと。
しかし長年私は利用してきて、「未病」という軽いうちに異常を見つけて病気を予防するという考え方や体質改善(美容)、産前産後のケアという面で漢方は大変すぐれていると感じていました。
そこで今回は我が家で常備していてる漢方の未病、体質改善で使っているものをご紹介させていただきます。
漢方との出会い
そもそもなぜ私が漢方を常備しているのか、出会いについてお話ししたいと思います。
初めの出会いは実家で葛根湯が常備薬だったことです。寒気がしたらとりあえず飲んで寝て治していました。学校は一度も休んだことがない健康児です。
健康のためと高麗人参をはちみつに入れて飲んでいたり、ドクダミ茶を煮詰めて飲んだりなどかなり健康に気をつけている家だったと思います。
本格的に自ら漢方薬局に通い始めたのは10年前の夏の出来事がきっかけです。
あるとき突然お腹がしくしくと痛くなりはじめ、おかしいなと思っているうちに椅子に座っていられなるほど痛くなっていました。
病院にいくも「特に問題は見れませんね。痛み止めを出しておきますね。」
と言われただけでした。
セカンドオピニオンを求めて他に大きな病院に2つ行きましたが皆処方は同じ。
そのうち日中は横になっていないと耐えられなくなるほどになりました。
困り果てた私は藁にもすがる思いで漢方薬局へ相談に行ったのです。
口コミをみて中医学ではかなり有名な先生に観ていただきました。
白髪のおじいさまで数分の診察後にこっとして 「大丈夫だよ。治るよ。内臓が冷えてるからだと思う。」と3週間分の漢方を処方されました。
指摘された日常の注意事項を守り、飲み続けると徐々に良くなっていきました。
通い始めて3回目には完全に治っていました。
このことをきっかけに日常から身体を労わる大切さを改めて痛感し、また未病を考え始めたのです。結婚するとさらにその気持ちは高まっていきました。
我が家が常備している漢方
風邪の予防と対策
葛根湯(かっこんとう)
・ぞくぞく寒気があるとき
・首のこわばり、身体のふしぶしが痛いとき
天津感冒片(てんしんかんぼうへん)
・喉の痛み、発熱があるとき
・口内炎、鼻炎の炎症があるとき
※2020年販売中止になり、新しい代わりのものが発売予定。
勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)
・下痢、食欲不振、お腹の風邪
・胃腸炎
我が家の場合は
主人が寒気から、私は喉からくる風邪がほとんどなので上記の2つを常備しています。
また娘が1歳の時にウイルス性胃腸炎と病院で診断された時に、漢方薬局に相談して1歳でも大丈夫な勝湿顆粒を処方してもらいました。
娘はお腹からくる風邪が多いので常備しています。
※こちらは我が家の場合の風邪予防です。
人によっては鼻水から、発熱から、咳からなどど症状が色々違うと思います。
ご自身のタイプによってあったものを相談されて選ぶことをおすすめいたします。
おまけ
漢方ではありませんがたたかうマヌカハニーも常備しています。
少しでも異変を感じたらたたかうマヌカハニーを飲んで、それでも治らないときは天津感冒片で対応してます。
喉を使う仕事なので色々試してきましたがここ数年はこの2つで大丈夫。
この飴はスーパー、ドラックストアで取り扱いがあります。
胃腸のトラブル
五行草茶(ごぎょうそうちゃ)
・ノロウイルスの予防に
・腸内環境の改善
・アレルギーに
こちらは主に娘のために常備してます。
ウイルス性胃腸炎の時に勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)と同時に処方されたものですが、今でも娘の口が臭くなって胃腸のトラブルをおこしてそうだなと思ったらすぐにこのお茶を飲ませます。
予防のおかげなのか今では娘は風邪をひくことがほとんどありません。
体質改善と美容
イスクラ婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
・冷え性、貧血、生理不順、生理痛、腹痛、腰痛、
肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、耳鳴り
私は冷え性なので長年こちらを愛用しています。
女性雑誌にたびたび取り扱われ芸能人の方にも愛用者が多いのでみたことがあるかたもいらっしゃるかもしれません。飲むと身体がぽかぽかします。
最後に
いかがでしたでしょうか。
勿論薬を飲まない、病院へ行かないという話ではありません。
バファリンやルルEXなど定番の薬も念のため家に常備しています。
なるべく病気にならないように栄養バランスのとれた食事をしたり、なんかあぶないなと思ったら漢方を飲むという風にして使っています。
正直にいうと漢方はお値段が高くつきますし、相談をしなければ処方していただけないという不便もまりますが、トータル的に見て病院に行っている回数もとても少ないし
家庭内で風邪をうつしあうことも少ないのだからよしとしています。
ご紹介した漢方につきましては葛根湯以外、通販では売っていないのでお近くの漢方薬局で相談し購入してください。
また妊活や産前産後に飲んだ漢方については長くなりますので
別途記事をあげさせていただきますね。
病気ではないけれど、どこか不調をかんじる方はぜひ漢方薬局に相談してみてはいかがでしょうか。